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山形美術館は、当時の山形新聞・山形放送社長服部敬雄が中心となって財団法人を設立し、1964(昭和39)年8月開館した。山形における美術館建設は、終戦直後の山形県美術家協会発足以来の念願であり、用地や組織について検討を重ねた結果、民間主導で県と市が全面的に協力する財団法人による運営となった。「公立美術館より一段と幅広い県民の美術館」という理念のもと、1964年の開館を迎えることになった。
 以来、日本および東洋美術、郷土関係美術にあらたにフランス美術を加えた3 つの柱を中心に調査・研究ならびに作品収集にあたり、収蔵品と常設展示の充実をはかっている。また、さまざまな分野の企画展、巡回展、グループ展などを開催実施。財団による運営ではあるが、山形県の美術文化振興と県民の生涯学習の一翼を担うべく開かれた美術館活動を行っている。

【常設展】
●長谷川コレクション室
与謝蕪村(1716-1783)「奥の細道図屏風」
松尾芭蕉(1644-1694)「出羽三山短冊」
熊代熊斐(1693-1772)「松鷲梅孔雀図屏風」
谷文晁(1763-1840)「熊野舟行図」
田能村竹田(1777-1835)「浅絳山水図」
横山華山(1784-1837)「紅花図屏風」
渡辺崋山(1793-1841)「溪澗野雉図」
川合玉堂(1873-1957)「細雨」


●新海竹太郎・新海竹蔵彫刻室
新海竹太郎「ゆあみ」1907年ブロンズ第1回文展
新海竹太郎「長袖善舞」1915年木彫第9回文展

●服部コレクション−20世紀フランス絵画
ルオー・ピカソ・シャガール・マザール・ブリアンション・アイズピリ・ビュッフェ・カシニュール・クラーベ・ロダン・マイヨール・ブールデル

●吉野石膏コレクション−珠玉のフランス近代絵画
ミレー・ピサロ・ドガ・シスレー・モネ・ルノワール・ブラック・シャガール・カンディンスキー
平成元年12月開館。散逸の危機にある最上家関係の資料を収集、保管、調査研究すると共に、広く一般に公開し、最上義光(よしあき)公ならびに最上家を顕彰する施設として建設された。

【展示品】
三十八間金覆輪筋兜(義光所有)
鉄製指揮棒(義光所有)
太刀・酒田住兼高作(家親奉納の太刀)
長谷堂合戦図屏風(複製)
駒姫辞世歌懐紙 複製(複製)
 豊烈神社に伝わる古式打毬は、宮内庁・八戸市の打毬と共に我が国に残る三つの打毬の一つで、きわめて貴重なものである。
 これは地面に置かれた5cm大の毬を、毬杖(きゅうじょう)と呼ばれるラケットで馬上からすくい上げ、毬門(きゅうもん)と呼ばれる穴に投げ入れる競技。騎馬武者が紅白に分かれ、先に指定の毬門に6個を入れた方が勝ちとなる。伝統の技の起源は、紀元前6世紀の古代ペルシャに遡り、シルクロードをへて平安時代に日本に伝来。武芸の鍛練として、江戸時代には盛んに行われていたといわれる。山形市では、地元住民などで組織する山形豊烈打毬会が継承し、平成4年に市指定無形民俗文化財に指定されている。
 古式ゆかしく奉納されるダイナミックな手綱さばき、ぜひ間近でご覧になってはいかがだろうか。